早稲田大学オセロサークル公式ブログ

早稲田大学オセロサークルの発信用ブログです。随時更新。

終盤xot

執筆者 だいち

  1. 使い方
  2. 筆者の考え
  3. 技術的あれこれ

今回、40手目周辺からxotに似たようなことができるLINEのbotを作ったので皆さんにも共有します。

使い方

まずLINEを開いて以下のQRコードから友達登録してください。

 

スマホであればボタンを押せば盤面の画像か棋譜、またはどちらも取得できます。ただしパソコンの場合は「image」,「log」,「image&log」と入力する必要があります。

すると37手目まで打った状態の画像か棋譜が送られてくるので白番38手目からお友達と対局してみましょう。

棋譜の他に送信される数字は現状登録してある棋譜の数とその棋譜の通し番号です。基本的に番号が小さいものは古い棋譜であるものとなっています(後述)。

 

製作者の考え

以下では全60手を20手目、40手目で区切って序盤、中盤、終盤と呼ぶことにします。

オセロの勉強方法というといくつかあると思います。そのなかでも定石(進行)を覚えたり、詰めオセロをやったりなどは序盤と終盤をそれぞれ特化して勉強することができます。では中盤はというと自分はぱっと思いつきません。中盤の最初の方は中割があったり、辺の形を決めていったりとある程度わかりやすいのですが問題は中盤の終わりの方で、ここは魔の40手目と呼ばれるほど難しく、にも関わらず重点的に勉強することができないというのはとても悩ましいことです。そこでつくったのがこのbotです。少しでも皆さんの勉強の足しになってくれればと思います。

 

技術的あれこれ

今回使用している棋譜はWTHORに登録されているもので下のリンクから見ることができます。古い棋譜から取り込んでいるため通し番号も小さくなっています。また、このままのファイル形式では自分にとっては難しかったので棋譜Boxの製作者の方が公開してくれているツールを使わせて頂きました。こちらもリンクを載せておきます。最後に評価値の計算ですが、Nyanyanさんが作成しているEgaroucidをpythonのsubprocessを用いて動かすことで計算しています。TwitterのDMで質問したら似たようなサンプルコードを送って頂いてなんとか動かすことが出来ました。。ちなみにですが最近EgaroucidもEdax形式のbookを出力できるようになったので自分はEdaxから完全に移行しました。お二方には頭が上がりません。本当にありがとうございました。

最後にですが、筆者は膨大な人間同士の棋譜を探しています。規模としては数百〜数千局位のもので、多ければ多いほど喜びます。是非くれるよって人は連絡をいただければと思います。